この記事の結論まとめ
- 秋じゃがいもの芽かきは、元気な太い芽を1~2本残して他を抜く。これにより養分が集中し、大きくて美味しいじゃがいもが育つ。
- 芽を引き抜く際は、残す芽と株元の土をしっかり押さえ、種芋が一緒に浮き上がらないよう慎重に行うこと。
- 黒マルチ栽培の場合は、株が大きくなるにつれてマルチの穴を広げ、風通しと株元のスペースを確保する。
- 追肥と土寄せ(マルチの場合は増し土)は、芽かき後と蕾がつく頃の2回行うのが基本。イモの緑化と露出を防ぐ重要作業。
こんにちは!家庭菜園を楽しんでいますか?
今回は、秋じゃがいもの栽培において非常に重要な「芽かき」と「追肥・土寄せ(増し土)」について詳しく解説していきます。春じゃがいもと基本は同じですが、秋特有の注意点もあります。特にマルチ栽培をしている方は必見です!
なぜ「芽かき」が必要なの?
じゃがいもを植え付けると、一つの種芋からたくさんの芽が出てきます。「たくさん芽が出たから、全部育てればたくさん収穫できるのでは?」と思うかもしれません。しかし、それは大きな間違いです!
すべての芽をそのまま育ててしまうと、種芋の養分が分散してしまい、結果として「小さくて数の多い、小粒のじゃがいも」ばかりになってしまいます。スーパーで売っているような立派なサイズのじゃがいもを収穫するためには、元気な芽を選んで残し、他の芽を取り除く「芽かき」という作業が不可欠なのです。
具体的には、芽が10〜15cmほどに成長したタイミングで、太くて元気な芽を1〜2本だけ残し、細い芽や弱い芽はすべて引き抜きます。こうすることで、残した芽に養分が集中し、大きくて美味しいじゃがいもが育ちます。
芽を引き抜く時の「種芋の浮き上がり防止」テクニック
芽かきで最も失敗しやすいのが、「抜きたい芽を引っ張ったら、地中の種芋ごと抜けてしまった!」というトラブルです。種芋が動いたり抜けてしまうと、残した芽の根までダメージを受けてしまい、最悪の場合は枯れてしまいます。
これを防ぐためには、正しい抜き方のコツがあります。
まず、片方の手で残す芽の根元(株元の土)をしっかりと押さえます。そして、もう片方の手で抜きたい芽の根元をしっかり持ち、斜め横に傾けながらゆっくりと引き抜きます。真上に無理やり引っ張るのではなく、「スッ」と横にずらすように引き抜くのがポイントです。
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芽かきや土いじりには、手にフィットして滑りにくい手袋があると格段に作業がしやすくなります。
東和コーポレーション ウィズガーデン ランドスケープ
天然ゴムのコーティングで滑りにくく、指先の感覚もしっかり伝わるので、繊細な芽かき作業にぴったりです。
マルチ栽培の場合は「穴広げ」を忘れずに!
雑草防止や地温確保のために黒マルチ(ビニールマルチ)を張って栽培している方も多いと思います。マルチ栽培は非常に便利ですが、株が成長するにつれて、最初に開けた植え付け穴が窮屈になってきます。
株元が窮屈なままだと、風通しが悪くなって病気の原因になったり、この後に行う「増し土」のスペースが確保できません。そのため、芽かきのタイミングに合わせて、マルチの穴を少し広げてあげましょう。
ハサミやカッターでマルチの穴の周囲に数センチの切り込みを入れ、ペロンと外側に折り返すだけでOKです。株元に十分な余裕を持たせることが、健全な成長に繋がります。
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マルチの穴開けや穴広げに便利な専用ツールがあります。
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大きなお芋を育てる「追肥」と「土寄せ(増し土)」
芽かきが終わったら、次は「追肥」と「土寄せ(増し土)」です。この作業は、じゃがいも栽培において「芽かき」と同じくらい重要です。
追肥のタイミングと方法
追肥は基本的に2回行います。1回目は今回の「芽かきの直後」、2回目は「蕾がつき始めた頃」です。
じゃがいも専用の肥料や、化成肥料(8-8-8など)を使用します。1株あたり軽くひと握り(約30g程度)を、株の周りにパラパラと撒きます。
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カリ成分が豊富で、美味しいじゃがいもを育てるのに最適な専用肥料です。初心者でも扱いやすいペレットタイプ。
土寄せ(マルチの場合は増し土)の重要性
肥料を撒いただけでは不十分です。必ず「土寄せ」を行いましょう。じゃがいもは、種芋の上に新しい芋ができていきます。そのため、土寄せをしないと、成長したじゃがいもが地表に露出してしまいます。
じゃがいもは日光に当たると緑色に変色し、「ソラニン」という有毒物質を生成してしまい、食べられなくなってしまいます。これを防ぐために、株元に土を寄せて高く盛り上げる「土寄せ」が必須なのです。
マルチ栽培の場合(増し土):
マルチを張っている場合は、周りの土を寄せることができません。そこで、別の場所の土や、市販の培養土をマルチの穴から株元に足し入れる「増し土」を行います。目安としては、株元が5cmほど埋まるくらい土を足してください。この時、先ほど追肥した肥料が土と混ざるようにするのがポイントです。
まとめ
秋じゃがいものお世話は、タイミングを逃さずに行うことが成功の秘訣です。
- 芽かきで元気な芽を1〜2本に絞り、養分を集中させる。
- 種芋が浮き上がらないよう、株元をしっかり押さえて引き抜く。
- マルチ栽培の場合は、株の成長に合わせてマルチの穴を広げる。
- 追肥と土寄せ(増し土)を行い、イモの緑化を防ぎながら大きく育てる。
これらの作業を丁寧に行うことで、ホクホクで美味しい秋じゃがいもがたくさん収穫できるはずです。少し手間はかかりますが、収穫の喜びを想像しながら、楽しく作業を進めていきましょう!





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