週末だけのイチゴ苗作り!6月のランナーから来年爆穫れする子苗の採り方

2026/06/10

栽培のコツ 野菜の育て方図鑑

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こんにちは!「ゆる農家」です。愛知や静岡、九州などの温暖地で、平日は会社員をしながら週末に家庭菜園をトコトン楽しんでいる週末農家です。

5月頃、真っ赤で甘いイチゴがたくさん収穫できて最高でしたよね!でも、収穫が終わった6月のイチゴ株、そのまま放置していませんか?実は、イチゴの栽培の本番は「6月の今」から始まっています。

イチゴは毎年苗を買い直す必要はありません。収穫後の親株からびゅんびゅん伸びてくるつる(ランナー)から、来年用の元気な子苗をタダで無限に増やすことができるんです!

「でも、平日はお世話できないし枯らしちゃいそう…」「ベランダや狭い庭じゃ無理でしょ?」と思った方も大丈夫。今回は、週末しか畑に行けないサラリーマン家庭菜園家や、お庭がないマンション・市民農園派の方でも絶対に失敗しない、週末農家流・イチゴの子苗収穫術を詳しくステップバイステップで解説します!

なぜ6月?イチゴのランナーから子苗を採るメリット

イチゴは、収穫が終わる5月下旬から6月にかけて、親株の根元から「ランナー」と呼ばれる細いつるを勢いよく伸ばします。このランナーの節から新しい葉と根が出てきて、それが来年の春に実をつける「子苗」になります。

自分で苗を採るメリットは主に3つあります。

  • 圧倒的なコストパフォーマンス:毎年何千円もかけて苗を買い直す必要がなくなります。
  • 病気に強い元気な苗が手に入る:自分の環境に馴染んだ親株から採るため、日本の気候に強い苗に育ちます。
  • 家庭菜園の本当の楽しさを実感できる:命を繋いで循環させる栽培の醍醐味を味わえます。

【要注意】温暖地ならではの「6月の落とし穴」

愛知、静岡、九州といった温暖地では、6月に入ると急に最高気温が30度を超える日が出てきます。さらに梅雨のジメジメとした高湿度も重なり、イチゴの苗にとっては「超過酷なサバイバル環境」になります。

ここで初心者がやりがちな失敗が「親株からすぐに子苗を切り離してしまうこと」です。まだ根が十分に張っていない子苗を切り離すと、温暖地の強烈な西日や乾燥であっという間にカラカラに枯れてしまいます。平日に目が届かない週末農家ならなおさらです。

週末農家が成功するための鉄則は、「しっかりと根付くまで親株からのへその緒(ランナー)を絶対に切らないこと」。これだけで、平日の水やりが多少アバウトでも、親株が水分や栄養を送って子苗を守ってくれます。

失敗しない!イチゴの子苗を採る4ステップ

それでは、具体的にどうやって元気な子苗を採るのか、週末にまとめてできる4つの手順を紹介します。イチゴの子苗は、病気を引き継ぎやすい「1番目の子」は避け、「2番目、3番目の子」を狙うのが最大のコツです!

親株から勢いよく伸びている太いランナーを探します。ランナーが伸びると、最初に1つ目の膨らみ(節)から葉が出てきますが、これは「太郎苗(1番目の苗)」と呼ばれます。太郎苗は親株の病気(炭疽病など)を受け継いでいる確率が高く、生育にムラが出やすいため、来年用としては使いません。この1番目の苗は地面に根付かせず、そのままスルーして通り過ぎさせます。 1番目の苗の先からさらにランナーが伸び、2番目にできた苗「次郎苗」、3番目にできた苗「三郎苗」が今回の本命です!これらが現れたら、市販の3号ポット(直径9cm)に野菜用培養土を入れ、苗の根元(発根している部分)を土に軽く押し当てます。ここで自作の「U字ピン」や「ヘアピン」を使い、ランナーをまたぐようにして土に深く挿し、苗が風で動かないようにガッチリ固定します。 ポットを親株の近くに置き、ランナーは切らずに繋いだままにします。これにより、平日にポットの土が多少乾いても、親株の強力な根から水分が子苗に供給されるため枯れません。土に触れた子苗の底部からは、数日から1週間ほどで白い元気な根がグングン伸びて土の中に潜っていきます。週末に畑やベランダへ行った際は、ポットにたっぷりとお水をあげてください。 ポットに固定してから約3週間〜1ヶ月ほど経つと、子苗の葉が3〜4枚に増え、ポットの底から根が見えるようになります。こうなれば子苗が自立した証拠です!親株へと繋がっているランナーを、親株側は短く、子苗側は2〜3cmほど長めに残してハサミでカットします。この残したランナーの反対側から来年イチゴの実がなるため、植え付け時の目印(向きの基準)になります。
イチゴのランナーから伸びた子苗を小さなビニールポットの土にU字型のワイヤーピンで固定して発根させている様子

週末農家が夏を乗り切るための育苗管理テクニック

無事にランナーを切り離した子苗(次郎苗・三郎苗)は、10月の植え付け時期まで約3ヶ月間、夏越しをさせる必要があります。温暖地の夏は猛烈ですので、以下の週末管理テクニックを実践してください。

  • 置き場所は「半日陰」へ:直射日光が1日中当たる場所は避け、午前中だけ日が当たり、午後は日陰になるような場所(木の木陰や、ベランダの遮光ネットの下)にポットを移動させます。
  • 乾きを防止する「すのこ」作戦:コンクリートや地面に直接ポットを置くと、地熱で根が焼けてしまいます。すのこやレンガの上に置くことで通気性を確保し、水切れのリスクを大幅に減らせます。
  • 平日の水やりが心配なら:週末しかお世話ができない環境であれば、ポットの下に薄く水を張ったトレイ(底面給水)を置くか、ダイソーなどの自動給水キャップをペットボトルに取り付けて挿しておくのがおすすめです。

お庭がない・ベランダが狭くてスペースが足りない方へ

「イチゴをたくさん増やしたいけれど、うちのベランダには親株のプランターの横に何個もポットを並べるスペースがない…」
「そもそも平日は仕事が忙しすぎて、夏の水やりを完全に自動化するのは難しい…」

そんな悩みを抱えている方に今、大人気なのが「市民農園」や「レンタル畑」の活用です。

特に全国展開している「シェア畑」なら、広い地面の上でノビノビとランナーを伸ばせるので、スペースの心配が一切ありません。さらに、手ぶらで行けて、畑には自動の水やりシステムやバケツ、サポートスタッフ(菜園アドバイザー)が常駐しているため、平日にあなたが仕事をしていても、苗や野菜が水切れで全滅するリスクを劇的に減らすことができます。

「ベランダ菜園に限界を感じている」「もっとたくさん、色々な夏野菜や来年のイチゴをのびのび育ててみたい!」という方は、まずは近くにシェア畑があるか、無料の資料請求や見学をしてみるのがおすすめです。お世話の負担が減り、週末の収穫の喜びが何倍にも膨らみますよ!

まとめ:6月のひと手間が、来春の「イチゴ食べ放題」を決める!

イチゴの苗作りは、一見難しそうに見えて「1番目を避けて2番目以降をピンで留めるだけ」という非常にシンプルな作業です。親株と繋げたままにする週末農家流の技を使えば、初心者でも失敗なく元気な苗を量産できます。

今からじっくり健康な苗を育てて、今年の秋(10月頃)に畑や大型プランターへ定植すれば、来年の春には信じられないほど甘くて大粒のイチゴが鈴なりに実ります!ぜひ、今週末にイチゴの株をチェックして、眠っているランナーたちを起こしてあげてくださいね。

プロフィール

自分の写真
愛知在住のアラフォー会社員。 昔はサボテンすら枯らす「植物クラッシャー」でしたが、畑と出会って人生激変。 現在は週末だけ土いじりをして、年間50種類の野菜を収穫中。 「虫が嫌い」「庭がない」「時間がない」…そんな初心者でも失敗しない、ズルい野菜づくりを発信します。 🍆 育てた野菜:トマト、ナス、大根、など多数 🍺 収穫後のビールが生きがい

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