💡 今回の結論:イチゴの子苗取りは「太郎苗(1番目)は捨てて、次郎・三郎苗をポット受け」が鉄則!
春の収穫が終わった6月、親株から勢いよく伸びてくるツル(ランナー)。
来年甘くて特大のイチゴをどっさり収穫するための絶対ルールは、「親株から最初に出る1番目の子苗(太郎苗)は親の病気を受け継ぎやすいため使わず、2番目(次郎苗)と3番目(三郎苗)をポットに受けて固定する」こと!
真夏の直射日光を避けて涼しい半日陰で育苗すれば、秋の植え付け期にはクラウンが極太の最高級苗が無料で大量に手に入ります。
皆さん、こんにちは!「ゆる農家」ライフへようこそ。
春の甘酸っぱいイチゴの収穫、楽しめましたか?収穫が終わった6月に入ると、イチゴの株元からタコ足のように四方八方へ細長いツル(ランナー)がビュンビュン伸びてきますよね!
「このツル、邪魔だから全部切っちゃっていいの?」――ちょっと待ってください!実はこのランナーこそが、来年の春に美味しいイチゴを山ほど実らせてくれる「未来の優良苗」なのです!
園芸店で秋にイチゴの苗を買うと1株300円〜500円ほどしますが、今ある株から苗を取れば、完全無料で何十株もの元気な苗を増やすことができます。今回は失敗しない「イチゴの子苗取り(ランナー増殖法)」を分かりやすく解説します!
1. なぜ「1番目の子苗(太郎苗)」を使ってはいけないのか?

親株から伸びたランナーの先には、まず最初の子苗(太郎苗)ができ、さらにその先からツルが伸びて2番目の子苗(次郎苗)、3番目の子苗(三郎苗)と連なって育っていきます。
- 親株のウイルス病や病原菌の移行: 春にたくさんの実を産んで疲れ切った親株は、炭疽病やうどんこ病、ウイルス病の菌を持っているリスクがあります。最初の太郎苗は直結しているため病気が感染しやすいのです。
- ツルボケになりやすい: 太郎苗は栄養過多になりやすく、植え付け後に葉ばかり茂って実がつかない「ツルボケ」を起こしやすい傾向があります。
そのため、プロの農家は太郎苗を飛ばし、健全で若々しい「次郎苗」「三郎苗」を選抜して育苗します。
2. 失敗ゼロ!イチゴの子苗取り4ステップ

- 親株に「お礼肥」をあげて勢いをつける:
収穫が終わった6月上旬、親株の周りに化成肥料を少量追肥し、水をたっぷりあげて元気なランナーを伸ばさせます。 - 育苗ポット(ポリポット3号)に培養土を詰めて配置:
育苗専用の清潔な培養土を入れたポットを用意し、親株の周りに並べます。 - 次郎苗・三郎苗の底面をポットの土にUピンで固定:
苗の葉が3枚ほど展開し、底から小さな白い根のポッチが見えてきたら、園芸用Uピン(または針金・ヘアピン)でランナーを土の表面に軽く押し当てて固定します。 - 発根したら親株から切り離して独立育苗:
ポットにしっかり根が張り、水を吸えるようになったら(約2〜3週間後)、親株側のランナーを2cmほど残してハサミで切り離します。

| 苗の順番 | 呼び名 | おすすめ度 | 理由 |
|---|---|---|---|
| 1番目 | 太郎苗(長男) | × 使わない | 親株の病気リスク、ツルボケになりやすい |
| 2番目 | 次郎苗(次男) | ◎ 最優先(本命) | 樹勢・病気耐性ともに最高、特大の実が成る |
| 3番目 | 三郎苗(三男) | ○ 予備として活用 | 次郎苗に次いで健全、小ぶりだが良苗に育つ |
3. イチゴ育苗を大成功させるおすすめ資材3選
来春のイチゴ豊作を約束する、便利なお助けグッズをご紹介します。
① ランナーを土にワンタッチで固定する「イチゴ用ランナーピン(Uピン)」
風や水やりで子苗が動いてしまうのを防ぐ専用プラスチックピン。根を傷めずにしっかりと土へ密着させ、スピード発根を促します。
② 水はけ抜群で根がぐるぐる巻かない「園芸用スリットポット(9cm/3号)」
側面にスリットが入っているため、根巻き(サークリング現象)を防ぎ、太い直根をたくさん出させる育苗ポット。秋の定植時の活着率が段違いです。
③ 夏の強烈な西日から子苗を守る「育苗用遮光ネット(40%)」
切り離したばかりのデリケートな子苗を直射日光と水切れから守る日除けネット。風通しの良い軒下で夏越しさせる必須アイテムです。
まとめ:6月の仕込みで、来年春の「自家製イチゴ狩り」を楽しもう!
イチゴ栽培の本当の面白さは、収穫だけでなく「ランナーから命をつなぐ苗作り」にあります。自分の手で増やした苗が、冬を越えて春に真っ赤な実をつけてくれたときの感動は格別です。
収穫後のイチゴからツルが伸びてきたら、ぜひ今週末にポリポットを用意して「次郎苗」をキャッチしてあげてくださいね!



コメント